自営業者が青色申告した場合に考えられるデメリットとは?

初心者には難しい青色申告の手続き

青色申告をするとメリットが多いと言う話は良く聞きます。例を挙げますと65万円の青色申告控除が受けられたり、青色事業専従者給与の必要経費算入が全額認められていたりと、自営業者にとって良い事が多そうです。ですが良い事ばかりではなく、自営業者が青色申告した場合に考えられるデメリットが大きく3つあります。それは開始するまでの手続き、帳簿作成の複雑さ、申告期限の厳守です。

手続については青色申告承認申請書を税務署に提出する必要があります。この書類には「事業所の名称及びその所在地」、「所得の種類」、「いままでに青色申告承認の取消しを受けたこと又は取りやめをしたことの有無」、「業務を開始した年月日」、「簿記方式」、「備付帳簿名」を記載し提出します。業務を開始した年月までは簿記の知識が無くても書けそうですが、簿記の方式と備付帳簿名は簿記の知識が必要になります。

複式簿記による帳簿作成

次に複式簿記による帳簿作成ですが、白色申告の様な家計簿レベルの記帳ではありません。白色申告ですと何にいくら使ったと記載すれば十分ですが、複式簿記では1つの取引において、お金の入出金とその原因に関する2つの側面を記録する必要があります。例えば交際費を現金で払うと、交際費という科目についての記録と、現金の動きついての記録の2つを管理することになります。 また、申告には資産の動きを示す貸借対照表を添付せねばならず、資産と負債と純資産に分けて記録することになります。また資産は負債と純資産の合計と合致しなければいけません。さらに青色申告申請時に備付帳簿名の中の「入金伝票」にチェックした場合は、入金だけの票をまとめておく必要があります。またこれらの帳簿は法律により保存する期間が決まっていますので、その管理も大変です。そしてこの複雑な帳簿を作成しても、期限までに申告できなければ控除を受ける事が出来ません。