自営業者が白色申告した場合に考えられるデメリットとは?

家族に支払う給料を経費として計上できない

自営業者の中には仕事を完全に一人で行っているケースのほかに、家族に手伝ってもらっているケースもあります。青色申告は面倒くさいということで遠ざけて白色申告を選択してしまった場合、幾つかの大きなデメリットがあるので要注意です。まずなんといっても、白色申告の場合は、仕事を一緒にしている家族(専従者)に支払う給料を経費として計上することができません。 男性自営業者が奥さん1人に仕事を手伝ってもらっているだけであれば、そんなにデメリットは大きくはないという側面があります。しかし、例えば自分の両親や子供・兄弟など複数人に仕事をフルタイムで手伝ってもらっている場合、支払う給料の合計額はかなりのものになります。それを全額経費に出来れば相当な節税効果がありますが、白色申告を選択してしまうとその恩恵を受けられません。

多額の税金の支払いに苦しむ恐れがある

自営業をはじめてから最初の数年間というものは、そんなに簡単に利益が出ない傾向です。そして、数年経って事業が軌道に乗り出してからようやく赤字状態を脱出して利益を出せるようになっていくというケースがよくあります。青色申告は「過去の3年間の赤字を全額繰り越せる」という点も大きなメリットと言えますが、白色申告を選択した場合は黒字化してからいきなり税金を払わなくてはなりません。

会社の余剰資金があまりない中で、例えば一気に黒字化したとして初年度から多額の税金を支払うというのはかなり厳しいものです。そして、税金の支払いによってなかなか事業を拡大して行けないという事につながる恐れもあります。一方、多少面倒な部分はありますが、青色申告を選択すれば黒字化してから数年間、税金の支払いに苦しまずに済みます。